ジロンド県で大規模な山火事、4万ヘクタール以上が焼失の記録的被害
ジロンド県(南西地方)で7月22日(水)に発生した大規模な森林火災が27日(月)に6日目を迎えた。
26日時点で、降雨があり、風もおさまったことから、類焼はほぼ止まり、状況は安定化したが、鎮火の道筋はまだついていない。
27日には、風は引き続き弱めだが、徐々に気温が上昇する見込みで、その影響で火勢がどうなるかは予断を許さない情勢。
現場は広大な松林が広がる地域で、折からの猛暑の影響で乾燥が進んでいた。
松は燃えやすい木であることもあって、国内では空前の規模の森林火災に発展した。
ボルドー市の西側の太平洋岸に至る地域で火災が広がり、26日までに4万2000ヘクタールが焼失した。
現場は国内有数の観光地でもあり、火災に伴う避難者は累積で22万人と、やはりこの種の事件としては前例のない最大の規模となった。
アルカション湾の西側の細い半島カップフェレ全域が避難命令の対象となったことも、規模を大きくする要因となった。
消防隊員1000人余りが、関連機関や、給水装備などを保有する地元農民らの協力も得ながら消火に当たっている。
ボルドー西方の産業施設等も多い地区を防衛することも課題となっている。
なお、ボルドーからバイヨンヌに至る高速道路A63は200kmに渡り閉鎖中で、鉄道路線の運行にも支障が出ている。
仏国内ではこのほか、南東の地中海岸に位置するバール県内でも大規模な山火事が発生している。
また、隣国のスペインでも、首都マドリード周辺を含む数ヵ所で大規模な火災が発生しており、政府は非常事態宣言を発令した。
