CCIJF – 在仏日本商工会議所

高速道路の事故死亡者数、目立った増加傾向に

高速道路管理会社が作る団体ASFAが7月29日に発表した2025年の事故統計によると、同年の高速道路における事故死亡者は162人となり、前年比で26%、数にして33人の増加を記録した。
死亡事故の原因の23%は飲酒・薬物摂取で最も多い。
これに、速度の出し過ぎ(19%)、不注意(17%)、居眠り・疲労(16%)が続く。
飲酒・薬物摂取に限ると、35歳未満のドライバーである場合が特に多く、また事故の発生が21時-6時の夜間(55%)と週末(45%)に集中しているという特殊性がある(2021-25年の累計)。
飲酒運転者の7割で血中濃度が1.2g/lと高く、程度が増していることも憂慮される。
不注意による事故の場合は、月曜日と木曜日において発生頻度が高い。
よく知った通勤経路で油断し、スマホのながら使用から事故に至るケースも多い。
ASFAによると、前年の2024年には「五輪効果」で死亡者数が目立って減っており、それと比べて死亡者が増えたという事情もある。
五輪時には取り締まりなども多く、ドライバーが慎重になり、運転マナーも改善したとみられている。
当局機関ONISRの直近統計によると、4-6月期の高速道路(コンセッション運営外の高速道路含む)における事故死者数は81人となり、前年同期比で33%増加。状況はさらに悪化している。
すべての道路の事故死者数は878人で、こちらも6%の増加を記録した。