CCIJF – 在仏日本商工会議所

フェレロ、ミシェル・エ・オーギュスタンをドラクルと統合

チョコレートスプレッドのNutellaで知られる伊フェレロは、傘下の仏ミシェル・エ・オーギュスタンを、ビスケット事業子会社Fine Biscuits Companyに統合する準備を進めている。
仏経済紙レゼコーに対して明らかにした。
ミシェル・エ・オーギュスタンは2004年に発足。
ベン&ジェリーズを模範にしたディスラプティブなブランドとして知名度を高め、2016年以降に仏食品大手ダノンに買収された。
ダノンは2023年にフェレロに同社を転売していた。
フェレロは、多角化戦略の柱にビスケット事業を据えており、2016年にベルギーのドラクル(Delacre)を買収したのを皮切りに、買収を重ねて事業部門を大きくした。
Fine Biscuits Companyは、ドラクルと、2019年に買収したケルセン(デンマーク)により構成されている。
ここにミシェル・エ・オーギュスタンも統合し、技術開発力やマーケティング力を共有することで拡販を図る。
ミシェル・エ・オーギュスタンは、自前の生産部門を所有しておらず、仏国内への生産委託で賄っているが、今後も引き続き国内生産にはこだわり、ベルギーへの生産移転は行わない。
フェレロのビスケット事業は、ベルギーと仏国内(ニエップ)に工場2ヵ所を保有している。
Fine Biscuits Companyは2025年に540万ユーロの売上高を達成。
57万4000ユーロの最終損を記録していた。
ミシェル・エ・オーギュスタンも赤字で、20ヵ月間の累積で2780万ユーロの赤字を記録している。