CCIJF – 在仏日本商工会議所

CAM、アルザスワインの2ドメーヌを買収

アルザス地方の共済保険CAMはこのほど、同地方のワイナリー2ヵ所を買収した。CAMがワイン関連の資産を買収するのは今回が初めて。経営に参画し、ワイン観光開発などに協力する。
カイザースベルグ(オーラン県)にあるキレンブール(Kirrenbourg)と、テュルカイム(オーラン県)にあるウルスト(Hurst)の2ヵ所のドメーヌを買収した。全部で22ヘクタールに上り、いずれもバイオダイナミック農法(いわゆるシュタイナー農法)を採用している。キレンブールは「シュロスベルグ」、ユルストは「ブラント」のグランクリュ指定ワインを生産している。CAMはワインの直販を強化すると共に、イベント開催をワイン観光誘致に力を入れる。
CAMは1926年に設立され、今年で創業100周年を迎える。土木建設関連の保険業を原点とし、現在は資産運用なども手掛けている。東部地方の8県に展開し、ほかに、エクサンプロバンス、トゥールーズ、リヨンにも拠点を置いている。保険加入者数は3万5000に上り、年間保険料収入は2億5000万ユーロ。従業員数は262人で、運用資産総額は15億ユーロに上る。多角化事業では、企業の社会的責任を重視する考えに立って、森林経営(ムーズ県及びモゼル県に3000ヘクタール近く)に進出済みだが、ワイン事業への進出は今回が初めて。