CCIJF – 在仏日本商工会議所

新学年の文房具、かわいい系の製品が人気

フランスでは、9月の新学年開始を前にした短い期間に文房具の購入が集中する。
今年の書き入れ時は、これまで以上にキャラ物などかわいい系の製品に人気が集まっている。
キャップをかわいい動物にしたボールペンをイタリアのブランド「レガミ(Legami)」が売り出したのが先鞭をつけた。
集めたり交換したりと、休み時間を意識したコンセプトが受けた。
レガミは2021年以来で売上高が5倍に増えており、2025年には3億8300万ユーロに達した。
仏大手ビックも、4色ボールペンが予期せず今年は学校で妙に流行ったという成功体験があり、今年は定番ボールペン「クリスタル」や多色ボールペンにイラストや3Dキャラが入った製品を売り出した。
広告キャンペーンの効果もあって出足は好調だと、7月の半期業績発表の際に報告していた。
パイロットはフランスでは、販売20年を迎えた消せるボールペン「FriXion」で特に評価が高い。
フランスでは小さい頃から文字を書くなら鉛筆ではなくボールペンという国柄で、それだけに消せるボールペンの有難みは大きい。
今年は「プールパーティー(Pool Party)」と題するキャラ入りの期間限定のコレクションを「FriXion」に投入。
特に「ベストフレンズ」セットは一組になっていて、ズッ友とお揃いで持ちましょうというコンセプトを売り込んだ。
漫画のキャラ入り製品では、パイロットは「ワンピース」のライセンスを確保。
文房具販売の仏ビュローバレ(Bureau Vallee)は、ほかにドラゴンボール、ポケモン、ハローキティ、ナルトなどの大御所が根強い人気を保っていると証言している。
独スタビロ(筆記具)はこの10月より、「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」のライセンスを得てマーカーを販売する。
ビュローバレによると、かわいいボールペンのユーザーは子どもたちばかりではなく、むしろ大人が主流で、60%は大人が仕事用に使うのだという。