ミストラルAI、30億ユーロの資金調達を実施:サムスンが主導
仏ミストラルAIが9月8日、30億ユーロのシリーズD資金調達を発表した。
今回の調達は、シリーズB調達時に出資したサムスンが中心となり実施され、サムスンの出資率は上昇した。
ほかに、スウェーデンの投資会社EQTの新設ファンド「Scaleup Europe Fund」と、2025年9月以来株主のPSG Equityが出資した。
評価額は210億ユーロ(247億ドル)に達し、欧州のAI企業としては最高額となった。
ミストラルAIは3年半前に、アルチュール・メンシュ氏(33歳)ら3人のフランス人が起業した。
今回の調達後でも3人が経営権を確保する出資率を維持し、株主の過半数は欧州資本だという。
ミストラルAIは今回調達した資金を、モデルの研究開発に加えて、欧州におけるインフラ整備に充当する計画で、クラウドAIとモデルを欧州内にホスティング可能なインフラの確保を進めると説明している。
ミストラルAIは、主権サービスを求める欧州諸国の需要を踏まえて、AIインフラ事業に軸足を置く戦略を採用。
モデルからデータセンターまで統合的に提供できる事業者としての足場を固めた。
マイクロソフトとは先頃、欧州内の計算力を融通する内容の数十億ドル規模の契約を結んでいる。
ミストラルAIは従業員数が1000人を超えた。
年商(ARR)は2026年末時点で10億ユーロに達する見込み。
