エッフェル塔で閉館騒ぎ、インド・ヒンズー教団体訪問時の女性排除に抗議
エッフェル塔が9月7日、職員の抗議行動により閉館となる騒ぎがあった。
インドの宗教団体がエッフェル塔を訪問した際に、女性職員が排除されたことに抗議した。
経営側は謝罪し、エッフェル塔の営業は8日に再開された。
インドのヒンズー教団体BAPSは5日にエッフェル塔の第2層を借り切り、レセプションを行った。
100人程度が2陣に分けて第2層を見学したが、その間、女性職員はエレベーターに同乗することや、第2層における持ち場に留まることなどを上司から禁止されたという。
労組側は、フランスにおいてそのような性差別に応じるようなことがあってはならないと主張して、7日に抗議行動を展開した。
エッフェル塔を運営するSETE社にはパリ市も出資しており、パリ市はその会長職などを握っている。
今回の件について、ベイユ会長は女性排除があってはならないとし、真相を解明するための調査を行うと予告した。報道によると、BAPSは、僧侶が女性と接触する(握手など)ことがないよう配慮を求めたといい、SETEの側はこれに応じた。
BAPSは事件が明るみに出た後、謝罪のコメントを発表したが、誰にせよエッフェル塔へのアクセスが拒否されることがあったとは聞いていない、ともコメントした。
SETEの側では、要望の趣旨が現場で誤解された可能性があると説明している。
BAPSはインドのグジャラート州で1907年に発足したヒンズー教団体で、同州の指導者を務めたモディ首相と与党勢力とのつながりが深いとされている。
6日にパリ東郊ビュシーサンジョルジュ市でヒンズー教寺院の建立式が開かれたのを機会に代表団がフランスを訪問していた。
原理主義・ナショナリズムへの傾斜を問題視する向きもある。
