CCIJF – 在仏日本商工会議所

ラジオ・フランス、右翼系の論客の起用を断念

国営ラジオ・フランスは、右翼系週刊誌バルール・アクチュエルのサパン副編集長を迎えた政治コーナーを廃止することを決めた。
20日(日)の朝に予定されていたオンエアから廃止した。
サパン氏本人が前日に発表していた。
ラジオ・フランスは、主力の総合局フランス・アンテールで、日曜朝のニュースの枠内で、政治コーナーをサパン氏に任せることを決めた。
ラジオ・フランスについては、国民の意見や思潮の多様性を十分に反映させていないという批判があり、極右政党RNの所属議員等の発言時間が深夜・早朝の時間帯に偏っていることでも、当局機関より処罰の対象となっていた。
こうした批判に答える目的もあり、右翼系メディアの人材を起用することが決まったが、この人選には労組が強く反発し、13日から14日にかけて職員らによる抗議のストが行われていた。
経営側は、意見を一方的に言うコーナーではなく、意見を異にする人との対話番組に改めるという妥協案を示したが、労組側はこれに納得せず、21日に再度ストを行うことを予告していた。
経営側は結局、起用を断念することを決めたため、労組側はスト予告を取り下げた。
この顛末について、極右政党RNはラジオ・フランスを改めて批判。
RNは、公共放送が偏向しているとし、民営化すべきだとする持論を展開している。