社会党など主催の大統領候補選びの公選、グリュックスマン候補が当選
社会党などが主催の大統領候補選びの公選が10月11日まで行われた。
ラファエル・グリュックスマン欧州議員が66%の得票率を達成し、決選投票を待たずに指名を決めた。
オンライン方式で12万人が投票した。
今回の公選は社会党が計画。
これに、グリュックスマン氏が率いる「プラス・ピュブリック」と左派小政党GRSが合流し、3党共同の公選という形で行われた。
3党の党員のほかに、15ユーロを支払って登録した有権者に投票が認められた。
9日と10日に投票が行われるはずだったが、初日にはサイバー攻撃の被害があり、投票は1日延期され、11日18時まで行われた。
合計で5人が立候補したが、2位の社会党のフォール第一書記でも得票率は14%にとどまり、グリュックスマン候補の圧勝となった。
以下、大統領候補として2007年の大統領選挙を決選投票まで争ったロワイヤル氏は7%、GRSのモーレル候補は6%弱、社会党のゲジ候補も6%弱にとどまった。
グリュックスマン候補は当選後、「左派の民主主義勢力の候補となる」と宣言し、極右勢力を倒す意欲を表明した。グリュックスマン候補は、左翼政党LFI(不服従のフランス)との協力を一切拒否し、LFIのメランション候補に対する対決姿勢を示している。
社会党のフォール第一書記はこの点についてよりあいまいな姿勢を示していたが、左派の支持層は結局、グリュックスマン氏を選ぶ意思表示をした。
グリュックスマン候補は今後、環境派を含めた左派勢力の糾合を狙うことになるが、LFIと、マクロン政権の後継を狙う中間勢力に挟まれる形で、厳しい戦いを迫られることになる。
