農民や商店による自販機設置増える
自動販売機が静かなブームを迎えている。
閉店時間中にも販売する手段として、農民や商店などが設置するケースが増えている。
そうした自販機をリストアップし、位置情報等を提供するアプリGeodistribには、全国で8000ヵ所近くが網羅されているが、正式な集計は存在しない。
企業内や公共施設などに設置される各種自販機は、年間32億ユーロの売上高を達成しており、それと比べて、市場規模の点ではごく小さいものの、商店等が貴重な追加収入を確保する上で有効な手段となりうる。
北仏ノール県のサンシルベストルカペル町にあるガーデニング店「ジャルダンアンカンパーニュ」では、冷蔵ロッカー型の自販機を1年前に導入した。
14ロッカーからなり、花束を主に販売している。
夜間や日曜午前、休日などの利用が多く、よく売れている。
月間で2000-3000ユーロを自販機で売り上げる。
従業員5人で年商80万ユーロというこの店にとって多いとは必ずしも言えないが、顧客サービスの向上になり、自販機を看板代わりに、来店への道筋をつける手段としても貴重だという。
2018年に発足のギャング・オブ・ピザ(Gang of Pizza)は、自販機オンリーの展開に乗り出した。
自販機製造のAdialグループ傘下の同社は、これまでに750ヵ所を展開。
1ヵ所当たりの年間収入は7万-7万5000ユーロ程度という。
人口2000-5000人という小さな自治体をターゲットに据える。
設置には、3台と調理場を確保するとして、初期投資は23万ユーロがかかる。
1台の価格は2万ユーロからで、自販機製造のカジエ・フランセ社の場合は、80ロッカーの冷蔵自販機で1台4万ユーロ程度という。
初期投資を回収するにはそれなりの稼ぎが必要になる。
