CCIJF – 在仏日本商工会議所

フナック・ダルティ、トラッキング違反で700万ユーロの罰金処分

仏CNIL(個人情報保護機関)は10月29日、フナック・ダルティ(書籍、電子電気製品等販売)に対して、トラッキング規制違反を認めて、合計700万ユーロの罰金処分を課した。
30日以内のコンプライアンス達成を命じ、達成されない場合には1日につき1万ユーロの制裁金を課すことも決めた。フナック・ダルティの側では、処分を不服として控訴等の法的手段を講じることを検討すると発表した。
CNILは2024年3月に、NGOの訴えを受けて本件で調査を開始した。
CNILは調査の末に、「フナック」名義のアプリにおいて、ユーザーが事前に承諾を与えることなく、ユーザーの特定を可能にするデータが、その閲覧履歴等と共にサードパーティーに提供されていたことを確認。
データは、リコメンドを行うアルゴリズムの学習用に用いられ、各ユーザーにあわせたリコメンドを行うために活用されていた。
CNILはこれを法令違反と判断し、この件に関わっているグループの子会社2社に、合計で700万ユーロの罰金処分を課した。
フナック・ダルティはCNILによる処罰について、法令の適用方法の解釈を巡り同意ができないとし、問題の機能は、自社が顧客に対して提供するアドバイスのサービスの一環をなしており、商品についての意見を示し、推薦をするのは自社の歴史的な事業の延長上にあって、ターゲティング広告と同列に扱うことはできない、と主張している。
CNILはトラッキング関係では、いずれも2025年に、グーグル(3億2500万ユーロ)とSHEIN(1億5000万ユーロ)の罰金処分を決定している。