• 観戦記／堀本 和秀

8月21日に第89回アズイズ大会が何時ものアップルモンゴルフ場で開催されました。
パリはバカンス休暇の真っ只中にもかかわらず、17名の参加者で早朝より熱戦が繰りひろげられました。

この日はスタート前の雨もプレー開始とともに止み、今年の涼しいパリの夏とは思えないほど、プレヤーの熱気も手伝い、気温も一気に高くなりました。　日頃 は汗をかかないゴルフに慣れたパリのプレヤーにとって、日本を思わせる高温高湿となり少し厳しい一日でした。真夏の熱戦を制したのはキャノンフランスの 小林健治様でした。おめでとうございます。

優勝スコアーはネット73で余裕の勝利でした。さすが豪州で磨いた腕が違う、日頃の鍛錬を垣間見た気がしました。
2位には接戦を制した旭化成の高木様、3位4位には東洋インクの濱田様　伊勢丹の伊藤様がそれぞれ入賞されました。

又、今大会から日本通運の野村様も初参加で、これからはアズイズ会の常連として 大いにご活躍していただきたいと願っています。宜しくお願いします。

更に、カデラスマルタン様、資生堂様、日通様、KPMG様、伊藤忠商事様、東京海上様、カシオ様、ロングステイサービス様、宝酒造様から各種賞品をご提供いただきました。

今回は参加できなかった皆様にも、次回よりどんどん参加していただき、アズイズ会益々の隆盛を確実にしたいと願っております。

第89回大会幹事　堀本 和秀

• 優勝者リレーエッセイ／小林 健治（キヤノン フランス）

　第89回アズイズ会は、8月21日にApremontゴルフクラブで開催されました。朝の集合時にはかなりの雨が降ってきて、ずぶぬれになってのプレーを覚悟しましたが、幸いスタート後にすぐに晴れ、遅れば せながら到来した真夏の気温の下でのプレーとなりました。これもバカンスシーズンにも関わらず17名も集まった皆さんの日ごろの行いの良さのおかげだと思 います。案外アズイズ会には晴れ男、晴れ女が多いのかもしれません。

　この中で、不肖私キヤノンの小林健治が出場二回目で優勝できましたが、パートナーであった居村さん、伊藤康弘さんと大変リラックスして廻れたのが最大の 勝因でした。未だ100を切るとうれしいレベルの私にとって、これまでに何度も、途中まで好調でも必ずどこかで大たたきする数多くの悪夢を経験していますが、何故かこの日に限り、最後まで手堅くプレーでき、グロス93とパリで初めて100を切ることができました。一打もペナルティなし、一個のボールで最後 までプレーできたのは、私にとっては奇跡に近く、ゴルフ場からの帰りに気をつけて運転した次第です。実は絶好のバーディパットを二度も外したり、ＯＫのようなパーパットを外したり、随所に実力を発揮した場面もあったのですが、振り返って見て、スーパープレーのバーディよりも確実なボギーの積み重ねが重要で あることを、改めて実感した次第です。もちろん優勝できた真の要因は、初めての参加時に温かいハンディキャップ裁定をいただいた為であり、この場を借りて お礼申し上げ、二位、三位の方にお詫び申し上げます。

尚、私がパリに着任したのは今年の4月で、直前のシドニー、その前の香港と商工会の活動には積極的に参加しておりましたので、ここで、商工会のコンペ事情 に関して、私なりの感想を述べさせていただきます。まず、コンペ名称は、普通に商工会コンペと呼んでいましたので、アズイズ会として、ゴルフの基本である ジェントルマンシップに基づき親睦を図っているのは、大変ユニークで素晴らしいネーミングだと思います。次に毎月開催しているのは、かなりの頻度ですの で、コンペの魅力が浸透している証左だと思います。最後に、これがアズイズ会の最大の特徴ですが、シングルハンディの方が大変多く、とてもレベルが高いコンペです。ただし、だからといって、新規に参加した者にとって、少しも敷居が高いという印象がなく、すぐに溶け込める雰囲気になっているのは、現在の会員 の皆さんのジェントルマンシップのおかげでもあり、長い伝統に裏付けられた親睦の歴史の結果でもあると理解しました。私も、もう一段のステップアップを目 指し、今後とも積極的に参加したく、皆様、どうぞよろしくお願い致します。

最後に、今回のコンペの幹事のお二人、賞品を提供していただいた皆様、他にもいろいろお手伝いしていただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。