CCIJF – 在仏日本商工会議所

ボルドー・トゥールーズ間高速鉄道の整備計画:政府がPPP方式の断念を約束

ルコルニュ首相はこのほど、ボルドーとトゥールーズを結ぶ高速鉄道の整備計画について、民間資本の導入によらず、入札により設計・施工業者を選定する方針であることを、関係自治体に通知した。
地元のオクシタニー地域圏(トゥールーズ)とヌーベルアキテーヌ地域圏(ボルドー)に送付した書簡の内容が6月24日に報じられた。
ボルドーとトゥールーズの間の高速鉄道の整備が完了すると、パリからトゥールーズまでがボルドー経由で3時間10分にて結ばれることになる。
2032年の運用開始を予定する。
これと共に、ボルドーとダックスまでを結ぶ高速鉄道の整備も計画されており、こちらは2034年の運用開始を目指している。
スペインに至る高速鉄道の利便性が強化されることになる。
これらの整備計画の費用総額は2020年時点で140億ユーロと推定されており、地元自治体が40%、国が40%、欧州連合(EU)が20%を負担する計画だった。
ただ、諮問委員会が、予算の20%膨張が予想されるとし、民間に所有権を与えて整備するPPP方式の整備を検討するよう勧告したことから、将来像がどうなるかが不透明になっていた。
地元の両地域圏は、PPP方式では結局のところ高くつく恐れがあると主張してこれに反対。
ルコルニュ首相は、去る5月にトゥールーズを訪問した機会に、整備計画の後戻りはないと言明して、計画を断念する可能性は否定したが、ファイナンスの方式については、地元などとの協議を経て決めるとして、方針を明確にしていなかった。
今回、首相は書簡を送付し、自治体側の要求に即した方式で整備を進めることを明らかにした。