CCIJF – 在仏日本商工会議所

フォアグラに強い農協2組織、統合を競争当局が承認

共に仏南西地方の農協組織マイサドゥールとEuralisの合併計画について、仏競争当局は条件付きで許可を与えた。
7月17日に競争当局が発表した。
2027年中の合併の実現を目指す。
両者が合併すると、国内のフォアグラ生産の40%を占める大手になる。
両者は2023年にもフォアグラ事業の統合を計画したが、競争当局の許可を得るめどが立たず、断念したという経緯がある。
今回、フォアグラ事業に限らず、全体の統合を計画して再挑戦した。
競争当局は、フォアグラ事業の集中に加えて、飼料用穀物等の生産者の販売先の選択が制限されるリスクと、飼料生産・供給における寡占傾向が強まるリスクの3点を挙げて、一連の資産売却等を条件につけた上で、統合を許可した。資産売却等は2031年7月までの実施を義務付けた。
競争当局はまず、肥育アヒルの生産・卸売のCanadour社とブランド「Sarrade」の売却を命令。
穀物・油糧作物等の仕入れでは、12ヵ所の施設(サイロなど)を競合に売却するよう命じた。
また、マイサドゥールは、ランド県ポマレスにある家畜用飼料工場を売却すると約束した。
Euralisはピレネー・アトランティック県に本拠を置き、年商は16億ユーロ。
5300に上る農業経営体が加入しており、18ヵ国に進出、4600人の従業員を数える。
マイサドゥールはランド県に本拠を置き、5000に上る農業経営体が加入する。
年商は14億ユーロで、13ヵ国に進出し、4300人の従業員を数える。