フランスの猛暑は一段落:2026年の熱波日数は過去最高記録を大きく更新
フランスでは8月20日までに猛暑がひとまず終息した。通信社AFPが8月19日に報じた集計によると、今年は8月18日までで熱波が合計52日を数え、過去最高を記録した。死者数が特に多かった2003年の熱波は22日間に過ぎず、過去最高だった2022年の33日間も大きく上回った。まだ暑さがぶり返す可能性も残り、最終的な集計は今後の推移を経ないと判明しない。
フランスにおける熱波(vague de chaleur)とは、全国標準気温(全国の30ヵ所の測定所における最高気温と最低気温の平均値)が、25.3度以上になる日が1日以上あり、その日を含んで23.4度以上になる日が3日以上続くことを指す。これに対して、「猛暑(canicule)」の方は、全国標準ではなく、県単位で定められた基準値をもとにした定義で、最低気温と最高気温が3日間以上に渡り基準を超える状況を指す。
2026年には、熱波が6月に14日間、7月に16日間、続いて、7月末から8月18日までで連続22日間となった。早い時期から始まり、ほとんど途切れることなく高温が長く持続したことになる。
当局(サンテ・ピュブリック・フランス)がまとめた暫定推計によると、5月以来の高温に伴い生じた死者数は全国で7307人に上るものとみられている。その内訳は、5月24-28日に300人、6月17日から7月2日までに5764人、次いで7月3日から22日までで1243人となっている。この数字は、平年並みの数字との差に対応したもので、高温との因果関係を吟味した上で推定したものではない。地域別では、6月後半に生じた高温において、パリ首都圏(イルドフランス地域圏)の死亡数が1999人増(81.2%増)と特に大きいのが目立った。
