車いすを電動にするデバイス「Ze One」を開発の仏WheelMove
仏ベンチャー企業WheelMoveは、手動車いすを電動に変えるデバイス「Ze One」を開発した。
近く商用段階に移行する予定。
「Ze One」は、どのような車いすにも装着が可能。
直径24.5cmの車輪1体とそれを駆動する装置が一体化した細長のデバイス(9kg)で、車いすの前方下部のパイプに装着する。
起動すると、車いすの2つの前輪を持ち上げるような形になり、後輪2本と共に3輪で走行することになる。
車いすの前輪は直径が7.6-15.2cmと小さく、道路の段差や凹凸を克服するのが難しいという問題があるが、Ze Oneによる3輪モードだと、どのような状況でもスムーズな通行が可能になる。
街路だけでなく、砂利道のような「オフロード」でも強みを発揮する。前輪は電動で駆動が可能で、20kmの連続走行が可能。無線式のリモコンで操作できる。
WheelMoveは、「Ze One」を発明した2人の起業家(デュパ、シュルブレの両氏)が2025年に起業した。
起業に当たっては、北仏のインキュベーター2ヵ所(ロース市のEurasanteとアラス市のEurasenior)から支援を得た。この7月には150万ユーロの資金調達を実施。
うち100万ユーロが自己資本(Rives Croissanceなどが引き受け)で、このほか50万ユーロの融資を得た。
コンピエーニュ近郊のベネット市(オワーズ県)の本社施設内に、月産3000体の生産ラインを10万ユーロを投資して整備。
近く、欧州連合(EU)の「CEマーク」を取得して、本格的な商用化段階に移行することを目指している。
税込み3500ユーロにて販売する予定で、既に6社と販売提携を結ぶ方向で趣意書に調印した。
